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あなたの街のソムリエール第八十三回
 
木村 町子さん
(札幌「プロヴァンサル キムラ」」勤務)
「ケーキ屋さん志望からソムリエールへ」

フランスの南・プロヴァンス地方の伝統的な料理を、日本の北・札幌で。世界はボーダー・レスになったものだ・・・と感心する以上に、かえって地方の点と点との強力な結びつきに心を打たれるだろう。ただ鮮やかなだけでない、深みのある向日葵色をしたドアを開ければ、本物であることをかえって意識させないほど、北の大地に自然な溶け込みを見せる料理の数々と出会うことができるのだ。この店でプロヴァンス料理と合うワインをセレクトしてくれる、ソムリエールの木村町子さんより話を伺った。

 今までの経歴は?
「料理が好きで、まず調理師学校に進みました。初めはケーキ屋さんで働いてみたい気持が強かったんです。けれども研修先のフランス料理店で、今の私の主人でありこの店のオーナーでもあるシェフと知り合いまして、ケーキ屋さんからサーヴィスへ方向転換しました。いつか一緒にお店をやるなら私はサーヴィスを担当しよう、と思ったから。」
 どうしてソムリエールに?
「サーヴィス業の一環として勉強しました。でも、フランス料理とかワインだけでなく、もともとフランスに関する全てのものが好きなんです。フランスかぶれという言葉は私のためにあると思ってるほど(笑)。だから、ワインを勉強したらもっとフランスに近づける気がして、楽しんで知識を吸収できました。」
 ワインの勉強は大変だった? 
「ソムリエ試験では、フランス料理やフランスのワイン生産地の地理問題なども出題され、その辺は得意分野でしたね。でもフランス以外のワインの勉強は、やはり大変でした。」
 ずっとサーヴィスの仕事を?
「いえ、この店を始める前に『違う仕事をするチャンスはこれが最後』と思いまして、お化粧品の仕事をさせてもらいました。それ以来、メイクが大好き。生まれ変わったらメイクアップ・アーティストになりたい・・・この年になって気が付いて残念(笑)。」
 好きなワインは?
「季節によって好みが変わりますけど、今はシャトー・ファランベールのコート・ド・プロヴァンスのロゼですね。うちのお店で出しているブイヤベースにぴったりなんです。」
 これからやってみたいことは?
「頑張って、この店のスタッフみんなでフランスへ行きたいです。シェフはフランスで修業してきてますので、彼が働いてたお店で食事をする機会があればと思っています。」

休日はガーデニングをして過ごすという木村さん。お店の横には、プロヴァンス地方を連想させる太陽の花・ヒマワリを、そしてベランダでは料理に使用するミントやローズマリーなどの天然ハーブを育てているとか。
Q あなたの生まれ年ワインの出来は?

「とてもよい収穫年だったそうです。この間ポティネのムルソー・シャルムを飲みました。確かに、とても良かったです。」


レストラン プロヴァンサル キムラ
札幌市中央区北3条西18丁目2−4 北3条ビル1F
西18丁目駅(東西線)より徒歩3分
TEL 011-612-4005
FAX 011-612-4005
営業時間 ランチ 11:00am 〜 (2:30pm オーダーストップ)
ディナー 5:30pm〜 (9:30pm オーダーストップ)
定休日 月曜日
http://www.provencal.jp